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1954年初版!『いかにして問題をとくか』を紹介します。(後編)

こんにちは。こんばんは。


後編は学生さん(勉強をしている人)向けの書評を書きます。


前編は指導者向けの書評でした。
おそらく内容は結構かぶります(笑)
「このように教えましょう」という部分が,「自分で問題を解くとき,こうやって考えればよいのか~!」
に変わるだけですね。


つまり,数学に関わる全ての人に読んでもらいたい1冊です。
前編でも書きましたが,「解法のテクニック」ではなく,「なぜその解き方を思いついたのか?」に焦点を当てている本は,あまりない・貴重な本ですね。


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分からない問題に直面したとき




すべての問題のパターンをテストや入試などの前に練習することは,時間的に難しいですね^^;
初めて見るパターンの問題に出会う場面もありますよね。ちょっと考えてみて,「分からない・・・orz」となってしまうこともあったと思いますが,これからは次のことを考えるようにしてみてください!


・似た問題を知っているか?
・未知のものが同じかまたはよく似ている,見慣れた問題がないか?
・問題を言い換えることができないか?
・問題の一部だけでも解くことはできないか?・・・これが全体を解くためのヒントになることがあります。
・結果が得られた状態を考えて,逆向きに問題をたどることで解法が分かる場合がある!


問題の解説が載っている本はたくさんありますが,「分からない問題へのアプローチの仕方」について書かれている本はあまりないのではと思います。このあたりが『いかにして問題をとくか』が不朽の名作になっている要因でしょうね^^




「ふり返ってみること」の重要性




解が出たら「はいおしまい,次行ってみよう~」となってしまいがちですね^^;


・結果が正しいかどうかをためすことができるか?
・違った方法で導くことができるか?
このような見直しをすることで,理解を深め,知識を確かなものにする,と書かれています。


テストの結果にダイレクトに関わってきますので,宿題や普段の授業から見直しをするクセをつけてください。




第Ⅳ部に問題が載ってるよ!




スタンフォード大学の競争試験問題のなかから20題採録したものです。
紹介文に次のように書かれています。


「ここにあげた問題をとくには,高校の数学で学ぶ程度以上の予備知識は必要でないが,そうかといってやさしすぎもしなければ,ありきたりのものでもない。なかには独創的なくふうや技巧がいるものもある。」


すべて挑戦しがいのある問題ばかりです!
じっくり考えても分からないかったときのために,ヒントが載っています。このヒントが,『いかにして問題をとくか』の主張を体現した素晴らしいものであると思いました。その問題をとくためのヒントなのですが,ほかの問題にも役立つ考え方です!
分からない問題に直面した時の対処法が書かれているので,ヒントなしで解けた場合もぜひヒントを読んでみてください^^





芳沢光雄先生が書かれた本もあります。
こちらはまだ読んでいませんが,近々読んで読書日記に追加します!



関連記事・・・昭和29年初版!『いかにして問題をとくか』を紹介します。(前編)


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