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【読書日記】芳沢光雄著『いかにして問題をとくか 実践活用編』をご紹介」!【その2】

こんにちは。こんばんは。


【その1】に続く,【その2】です。
関連記事・・・【読書日記】芳沢光雄著『いかにして問題をとくか 実践活用編』をご紹介」!【その1】


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条件を使いこなしているか




「条件を使いこなしているか」ということは
(Ⅰ)細かいものも含めてすべての条件を使っているか?
(Ⅱ)許される範囲内で自由に試行錯誤を行って効果的なものを模索しているか?
の2つのタイプがあります。もちろん,これらを合わせて考える場合もあります。


タイプⅠは「やり方の暗記」のような側面があり,タイプⅡの大切さが述べられています。
詰将棋などのゲームはタイプⅡで,現在の日本の教育ではあまりこのような思考をする機会がない。。。
本書では,タイプⅡの参考となる例が3つ挙げ,実生活に役立つ考え方であることが書かれています。


※※※
タイプⅠのイジワル問題として,わざと不要な条件を入れた問題,例えば
平行四辺形の面積で,底辺と高さと,それ以外の辺の長さも与えられたもの
は,正答率ががくんと下がるとのこと。
このような問題を解く練習は,学習効果が高いと著者は考えているが,なかなか実現しないらしい。
ま~,疑心暗鬼になって,算数・数学嫌いが増えちゃうかも^^;
※※※




図を描いて考える




これは,テッパンですね♪
図を描いて悪いことは1つもない。思考がクリアになり,記憶にも残るのでどんどん図を描きましょう^^


本書では,図を描くことには次の4つの目的があると書かれています。
(Ⅰ)図を描くことによって,ミスのない思考をする。
(Ⅱ)実際の図形の検討したい部分をあつかいやすい大きさに表現する。
(Ⅲ)良いアイデアを生み出すためのヒントを模索する。
(Ⅳ)各種の統計的なデータを整理して何らかの傾向をつかむ。


そのあと,実際に図を描いて考えると効果的な事例が挙げられています。




逆向きに考える




前から前から順に解いてもいいんですが,最初に全体を把握してから解き始めることも有効ですよ!
という話です。
・国語の試験では,まず全文を読むのではなく,最初に問題を見てから全文を読むと効率的!
・本気で迷路を攻略するには,目的地からスタートを目指すと効率的!
なぜなら,スタートから進むと行き止まりとなる引っ掛けルートがあるが,目的地からスタートにさかのぼると引っ掛けルートはないから。


これも,そのあとに逆向きに考えると効率の良い例が挙げられています。




芳沢先生の本を読んだことある人には,文句なしでおススメです。
先生の数学教育論に触れることができます。



ポリア著『いかにして問題をとくか』をしっかり理解したい場合は,,,ポリアの本をじっくり読むしかありません^^;
本書を読んでみて,ポリアの『いかにして問題をとくか』を読んでみる,という流れはアリだと思います。
多少読みづらいですが,得るものは大きいです!



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