記事一覧

【読書日記】『すべてを可能にする数学脳のつくり方』 経済学と数学編

こんにちは。こんばんは。


経済学と数学について書かれた部分を,サクッと紹介します!


ここでは,
「いつ何時でも合理的に行動することが,幸せにつながるか?」
ということを,経済学の話題を絡めて書かれています。


「数学的思考で行動するのだから,当然,感情は排除して得する道を選ぶ・・・」
という話だと思いましたか?
実はそうではないんですね~


人間には”ある性質”が備わっていて,従来の経済学では「それは非合理的だ」と考えられていたそうです。
しかし,合理的ではなく,本能的に選択する方が,実は幸せだった。。。


人間は完ぺきに合理的には行動できない,というお話です。
人間が持っている”ある性質”とは,「損失を恐れる」という性質です。


acropolis-825602_640.jpg


幸福感は量ではなく変化





次の事例を考えてほしい。
Aさんの場合:Aさんは金融資産を400万円持っている。ある日,投資に失敗し,金融資産を300万円に減らしてしまった。
Bさんの場合:Bさんは金融資産を100万円持っている。ある日,投資が成功し,金融資産を110万円に増やすことができた。
さて,AさんとBさん,どちらが幸せだと思うか?

苫米地英人著『数学嫌いの人のためのすべてを可能にする数学脳のつくり方』

いかがでしょう?


Bさん!
と思いませんでしたか?
こういった場合,多くの方がBさんが幸せだと思うそうです。


・・・しかし,現状300万円対110万円なので,やっぱりAさんの方が幸せかも??
という風にも考えられますね^^;


従来の経済学では,「資産の絶対量が満足感を決める」ということで,Aさんの方が幸せだとされてきました。
しかし,直感的に
Bさん!
だと思ったよ!という方,別におかしなことではありませんからご安心ください^^


次の引用部分で結論が出ます。




人間は利益よりも損失を恐れる





「我々の満足感,幸福感は資産の量ではなく,資産の変化である」
こういったのはノーベル経済学賞をとったハリー・マーコウィッツだ。

~中略~

人間の幸福感は資産の絶対量ではなく,得失にこそ,反応するのだ。

苫米地英人著『数学嫌いの人のためのすべてを可能にする数学脳のつくり方』

「変化」のない毎日は,幸せとは感じにくいですよね。この感覚です。
少しでも上向きなら満足・幸せ~
少しでも損をすると,超ブル~;;


先ほどのAさんBさん問題は,やはり損をしたAさんより得をしたBさんの方を幸せだと思うことが自然なのです。




もう1つ,こんな実験があります。



例えば,コインを投げて表が出たら150万円貰え,裏が出た場合は100万円を失うギャンブルがあった,とする。
果たしてあなたはコインを投げるだろうか?

苫米地英人著『数学嫌いの人のためのすべてを可能にする数学脳のつくり方』

期待値という考え方を用いれば,100万円払って125万円のリターンが見込める賭けなので,お得な勝負といえます。
何度も何度もできるのであれば,みなさんやるでしょう(笑)


しかし,「1回だけ」ならどうでしょう?
・・・やらないという人の方が多いとのことです。



これでわかるように人は論理的思考などしない。計算上,得だとわかったとしても,リスクを冒さないほうを本能的に選ぶのだ。

苫米地英人著『数学嫌いの人のためのすべてを可能にする数学脳のつくり方』

このあと,一見論理的な世界に見える数学の世界でも,論理的ではないことが起きていますよ!
という話につながります。




ここでは,「数学らしさ」と考えられているものも,意外と思い込みの部分があり,
(ガチガチの論理)≠(数学)
ということが紹介されています。


本書で数学的思考を体験してみてください!



記事のタイトルとURL をコピーする!

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

うき

Author:うき
数学好きの会社員です。

サイトのプロフィールはこちら

ブログで「数学は楽しい」,「数学は役に立つ」といった記事を更新しています。
数学が「苦手・嫌い」な人が,
「好き」になることをお手伝い!

ホームページ
「【高校数学】例題&問題集」
にて,教科書レベルの教材を無料公開しています。
現在の網羅率:数学Ⅰ-100%
       数学A-100%
       数学Ⅱ-66%
       数学B-100%
       数学Ⅲ-0%

こちらの記事で,高校数学関連サイトを紹介しています。
関連記事・・・【一目瞭然】高校数学関連サイトを一挙に紹介!


当サイトはリンクフリーです。
また,引用元を明記していただければ,記事の部分的な引用も自由にしてください!

当サイトでも公開されている記事についてリンクを張らせていただいたり,引用元を明記して記事を部分的に引用させていただくことがあります。
ご連絡いただければ,リンクや引用は削除いたします。



follow us in feedly

Amazon.co.jpアソシエイト


書評はこちら

いつも中途半端になってしまう人向けです。 ガンバリが足りないのではなく,しなくてもいいことをしているのでは? 本当にやりたいことがみつかる1冊です。


関連記事はこちら

数学の問題の解法が教えたいのではなく,しっかりと本質を理解させたい人向けの1冊。