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2020年の大学入試が大きく変わる!「書く」から「対話」へ

こんにちは。こんばんは。


前々回の記事がこちらです。なぜ変わるのかということを,日本のおかれた環境やAI(人工知能)からアプローチしています。
関連記事・・・2020年に大学入試が大きく変わる!というお話


そして,前回の記事がこちら。新しくなる大学入試の関連ワードを整理しています。
関連記事・・・2020年大学入試と,高校数学の勉強法


今回は,
「1点刻み」からの脱却
というテーマです。


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「1点刻み」からの脱却





与えられた知識を,組織の指示通りに手続きにしたがって当てはめていくスピードが速ければ速いほど,正確であれば正確であるほど優秀な労働者ということになったのです。
しかし,89年以降,特に20世紀末以降は,まさに不確実で解なき時代を迎えてしまったことは,今やだれでも感じているでしょう。
すると,1点刻みの知識定着度を競ってきたお山の大将を育てるような学びの方法論では,不具合を生じてきます。そのような環境で育った人材が,世界の政治経済社会のみならず,社会起業の世界でも役に立たないというのは,今やあまりに自明です。与えられた知識の記憶量の多寡の競争から脱却しなければいけません。

石川一郎著『2020年の大学入試問題』

・・・結構厳しいですね^^;
でも,これが現実です。


「ゆとり教育」の「総合学習」も同じ趣旨でしたが,大学入試が変わらなかったため絵に描いた餅になってしまいました。
今回の変革は外国の取り組みを参考に,大学入試を変えることで教育現場も変えることを意図しています。


※※※
本書では,どの国のどのようなテスト・・・のように具体的に詳しく書かれています。
※※※


日本では,東京大学などが実施している「外国学校卒業生特別選考小論文問題」が参考になります。
本書では,実際に出された過去問と,合格者によりるその解答例がいくつか載っています。


これらを見ていると,「あ~,こんな風に変わるんだな~」ということがよく分かります。
同時に「本当に変わるんだな~」という実感が伴います。




「書く」から「対話」へ




「1点刻み」からの脱却ということで,
「書く」=インプット
から
「対話」=アウトプット
へ転換します。


高校数学でいえば,
「定理・公式をどのように使って問題をとくか?」
から
「定理・公式がなぜ成り立つのか?」
という議論に時間が割かれるようになるかもしれません。


この中で,「教える」という体験は,知識の定着面から教える側も最高の学習になります。
⇒人に教えたことは忘れない。




今のような,先生が例題の解き方を示し,生徒が類題を解く。
⇒このやり方でなるべく多くの問題の解法をマスターする。
から
先生が定理・公式を紹介し
・なぜ成り立つか考える。
・それを使って解く問題を作ってみる。
・どうやって問題を解くか教え合う。
のように変わっていくかもしれません・・・
そうなると,教科書・問題集・参考書も大きく変わるでしょうね・・・


今後の動向から目が離せません!




著者の石川一郎氏はかえつ有明中・高等学校の校長先生です。
2000年代初めからアクティブ・ラーニングに取り組んできた実績があります。
「主体性・多様性・協働性」が問われる2020年の大学入試問題の解説者としてうってつけの人物です。


本書は2020年の大学入試が
なぜ変わるのか?
どのように変わるのか?
が分かります!


さらに,「自分軸」,「モヤ感」,「哲学対話」をキーワードとし
どのように学べばよいか?
ということが随所に書かれています。


教育関係者必読の1冊です!



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