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【アクティブ・ラーニング】 「考える力」と「知識量」は両立するか?

こんにちは。こんばんは。


現在の教育には,次の【問題】があると考えられています。
・AI(人工知能)の台頭により,知識の詰め込みは意味がなくなる。
・「与えられた仕事を正確に処理する」人材から,「新たな価値を創造する」人材が求められるようになってきた。これには「問われたことに答える」能力だけではなく,「問題を自ら見出す」能力も必要となる。


これに対する打開策の1つが「アクティブ・ラーニング」です。
生徒同士が意見をぶつけ合い,自分一人では気付かないことに気付くことで,自分の考えを広げることを目的の1つとしています。


「アクティブ・ラーニング」には
・先生の前準備,授業のマネジメントが学習効果を大きく左右する→先生の負担が増える。
・客観的な評価が,現在の定期テストのように簡単ではない。
・よく発言する生徒の学習効果は高くなるが,引っ込み思案の生徒は恩恵を受けにくくなる。
といった懸念があります。


これらは,今までの事例の蓄積が少ないため,やってみてやり方を洗練していくことで乗り越えられる懸念もありそうです。
現在の「講義型授業」では,上で書いた【問題】が解消できないことは明らかだと思います。
なので,私個人はアクティブ・ラーニング推進派です。


さて,前置きがだいぶ長くなってしまいましたが,
『高校数学におけるアクティブ・ラーニング』
について,問題提起をしたいと思います。


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高校数学で得られる「考える力」とは?




先ほど,「私個人はアクティブ・ラーニング推進派」と書きましたが,高校数学におけるアクティブ・ラーニングの学習効果には疑問を持っています。
「いきなり手のひらを返しやがった!」と思われた方もいるかもしれません^^;
数学という教科の特性を考えたとき,いわゆる「ひらめき」がそれにあたるのではないかと思ったからです。


試しに二人で,入試問題を話し合って解く「アクティブ・ラーニング」をやってみたのですが。。。
・・・その結果から得た個人的な印象は,「静かに考えたい」でした(笑)
自分から問題にアプローチするのと,相手の話を理解するという2つのことは同時にはできないため,消化不良となりました。


高校数学を題材として,「生徒同士が意見をぶつけ合って考えの幅を広げる」というのは,今ひとつピンときません。
高校数学を勉強する意義は,自分一人で黙々と考えた末にヒラメキを得る,という方が個人的にはしっくりきます。


急に話題が変わります^^;
1.テストのように,文字の質問に文字で答える。
2.話し合いの中で,人に説明する。
この2つを比較すると,1よりも2の方が深い理解が必要で,説明し終わった後には記憶にしっかり定着します。
高校数学におけるアクティブ・ラーニングは,通常の授業に「教え合い」をプラスする形で行ってはどうかと思います。
そうすると,教えること・聞いて理解することに集中できるので,頭がゴチャゴチャしません^^


2020年の大学入試改革も少しずつ進んでおりますが,現在のセンター試験+2次試験からガラッと変わるのではなく,一部のマニアックな問題を思考力・表現力が必要となる問題に差し替える,という感じになりそうです。
物事を理解するプロセスは変わらないので,基礎の反復練習はAI(人工知能)が台頭する・しないにかかわらず必要です。


これからアクティブ・ラーニングの事例が蓄積され,やり方も洗練されていくことでしょう。
その中で,各教科でつけるべき力がより明確になってくると思います。
入試問題をパラパラとみていると,これらを解くことで身に付く「考える力」は他に代えがたいのではないかと思いこのような記事を書きました。


それでは~


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