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【高校数学】アクティブ・ラーニング,高大接続改革関連で役に立つ6冊

こんにちは。こんばんは。


高校教育関係者の方にとって
・アクティブ・ラーニング
・高大接続改革
は,現在避けて通れないものですね。


人工知能の進歩により,あと○○年で,△%の職業がなくなる!
といった衝撃的な記事を目にすること,ありませんか??
この数年で社会が変わり,求められる人材も変わっていきます。


次期指導要領も,幼稚園から大学まですべて大きく変わっていきます。
今回紹介する6冊は,高校数学に関係するアクティブ・ラーニング,高大接続改革関連の本を紹介しますが,中には教育改革全般にかかわる本もあります。
気になる本があればチェックしてみてください!


当記事では,次の6冊を紹介します。
・2020年の大学入試問題
・「資質・能力」と学びのメカニズム
・高大接続改革
・すぐ実践できる!アクティブ・ラーニング高校数学
・新しい学力
・アクティブ・ラーナーを育てる高校


それでは,いってみましょう~


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石川一郎著『2020年の大学入試問題』




この本では,
・大学入試問題がどのように変わるのか?
・なぜアクティブ・ラーニング(対話による学び)が必要となるのか?
が理解できます


2020年以降の大学入試では,いわゆる普通の模範解答のあるような問題が出ない場合があります!
具体的には,人それぞれに答えがあるような,漠然とした問題が出ます。
その問題では,解答の方針や,途中の論理的な説明,矛盾なく結論を述べられるか,といったことが試されます。


これには,2017年現在のような,問題演習中心の対策では太刀打ちできません。
人に説明するなどのアウトプットの練習が不可欠で,このためにアクティブ・ラーニング型の授業を行う必要があります。


これは,社会が混沌としてきて
「こうすれば利益が出せる」,「こうすれば成功する」,「こうすれば幸せになれる」
といったことが一概に言えなくなってきたことと関連します。


これからは,答えのない問題に挑戦する必要があり,最初の改革として大学入試が変わる・・・
ということが,本書に書かれています。



関連記事
・・・2020年大学入試と,高校数学の勉強法
   2020年の大学入試が大きく変わる!「書く」から「対話」へ




奈須正裕著『「資質・能力」と学びのメカニズム』




新指導要領作成に関わった著者による,なぜ今教育改革が必要なのか?の解説本です。
まずもって,責任のある立場の人が書かれた本ということで,重厚な内容です。


知識の多い・少ないが,その人の価値が高い・低いとは関係が薄くなってきました。
必要な知識は瞬時に取り出せるようになってきたので,どのように活用するか?ということが価値を持ってきました。
知識を増やすのではなく,「資質・能力」を伸ばそうというのが,今度の教育改革の主題です。


資質・能力が伸びれば,学習者としてレベルが上がるので,結果としてたくさんの知識も入れられるしどのように活用するかまでフォローできる!
今この話を聞けば理想論のようにも聞こえますが,文部科学省が目指していることはそういうことです。


ツイッターでもよく登場する本書は,多くの情報収集に長けた教育関係者が読んでいる1冊です。
次何読もうかな~と,関連本をお探しの方は,ぜひ本書をご一読ください!



関連記事
・・・奈須正裕著『「資質・能力」と学びのメカニズム』を紹介します。




山内太地/本間正人共著『高大接続改革-変わる入試と教育システム』




本書は,リアルに高大接続改革を迎える準備ができる本です。
客観的な事実とデータに基づき,浮足立つことなく重要なことは何なのか?を冷静に理解することができます。


世の中には,流行り・ブームがありますが,本質は意外と変わりません。
学校の在り方も,2020年以降そんなに大きく変わらないだろうということが示されています。
露骨に表現すると,大学の格というものはそんなに変化せず,一流大学の卒業生が就職などで有利なのは今もこの先も変わらないだろう・・・ということが書かれています。


世論に踊らされずに,本当に力を入れるべきは何なのかを知りたい人にオススメです。



関連記事
・・・高校関係者必見!『高大接続改革』を読んで,新課程に備えよう!




西川純編,土屋美浩・水野鉄也共著『すぐ実践できる!アクティブ・ラーニング高校数学』




高校数学でアクティブ・ラーニングを行う場合,多様な意見をぶつけ合う・・・ということはできませんorz
・協力して課題を理解する
・先に分かった人が,まだ分からない人に教える
という協働的な活動がメインになります。


数学の場合,授業がちょうどよいペース,,,ということは稀で,
・理解しきれていないので,ゆっくり進めてほしい
・十分理解できているので,速く進めてほしい
と思うことが多いですよね^^;


アクティブ・ラーニングによる『教え合い』では,
・課題にじっくり取り組み,しっかりと理解できる
・速く理解出来た場合は,人に教えることで退屈しない
というように,いいことばかりです。


教えてもらった人は得だけど,教えた人はメリットないんじゃないの?
と思ったかもしれませんが,教えることは最高の学習なのです!
人に教えたことは,深く理解できるという効果があります。
教えることは,自分のためにもなるのです。


やることがシンプルで成果も出やすいので,数学はアクティブ・ラーニングが導入しやすい教科かもしれません。
教材づくりや授業計画,クラスの雰囲気作りや細やかなフォローも不可欠で,決して楽ではありませんが,数学を指導する立場の人は,是非ご一読くださいm(_ _)m



関連記事
・・・高校数学のアクティブ・ラーニング実践例,解説書をお探しの方!うってつけの本を紹介します。
   「学び合い」とは?『すぐ実践できる!アクティブ・ラーニング高校数学』を読んで思ったこと




斎藤孝著『新しい学力』




教育学者で,大学で先生のタマゴを指導している斎藤先生が,現役やこれからなる先生に向けて書かれた本です。


・これからどのような学力が必要となるか?
・これからの先生は何をするべき?
について書かれています。


・これまでの教育のよいところは継承すべきである。
・ブームに流されることなく,生徒にとってタメになる教育をすべきである。
といった,現場感覚に優れた良書です。


少々,先生に求められる能力のハードルが高い気もしますが,教育を受ける立場からすると頼もしい限りです。
先生を目指している人は必読書です。
教育関係者も,初心を思い出させてくれる1冊です!



関連記事
・・・教育関係者必見!】斎藤孝著『新しい学力』を紹介します。【読書日記】




中原淳編著『アクティブ・ラーナーを育てる高校』




この先の教育改革に学校全体,地域全体で取り組もうという主旨の本です。
よっぽど強い意志があっても,やはりワンマンプレーでは息切れしてしまい長続きしない場合も多いです。
そこで,組織全体で改革に取り組もうという視点で書かれたのが本書です。


取り組むべき活動のよい点を関係者に粘り強く説明し,反対意見を持っている人の話も聞き,効果や悪影響を分析し,,,
改革には時間と労力がかかります。
本当に正しいと思ったことを,最後まで信じぬくメンタルも必要です。


学校の校長をはじめとする管理職に向けて書かれた本ですが,小さな組織に落とし込めばすべての人に役に立つ本です。
例えば,クラスにアクティブ・ラーニングを導入するとき,地道に説明する必要があり,プロセスは大きな組織の改革と変わりません。


組織で改革をする,という視点で2020年以降の改革をとらえている人は,是非ご一読ください。



関連記事
・・・中原淳編著『アクティブ・ラーナーを育てる高校』を紹介します!




以上が,アクティブ・ラーニング,高大接続改革関連で役に立つ6冊です。
気になった本があったらチェックしてみてください!
それでは~


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