記事一覧

人工知能(AI)の進出で,高校数学の教材制作者は路頭に迷うか?

こんにちは。こんばんは。


当サイトの「【高校数学】例題&問題集】」では,高校数学の教科書レベルの例題と問題,その問題プラス解答のPDFデータを公開しています。
日ごろ問題を作りながら思っていることを記事にしました。


robot-36984_640.jpg


問題作成と,人工知能(AI)




身もふたもない話ですが,数学の教材作りはAIが担うかもしれません。
例題を作って,よく似た練習問題を作っていると
「人間がする必要はなさそう」
と,よく思います^^;


練習問題は,例題の反復練習ができるような問題を作ればよいので,数値や図形を少し変えるくらいです。
数値を少し変えるだけで,計算がとんでもなく複雑になることもあります。
そこは注意しなければいけませんが,最近のAIの進歩からおそらく大丈夫でしょう。


例題,つまり土台部分は人間が作る必要があります。
が,これもデータベース化すれば,作るというより選ぶという作業になりそうな気がします。
良くも悪くも,数学の内容は他教科に比べてあまり変化しないので,こういう作り方が可能になりそうです。


ゆくゆくは,人間ではなかなか思い付かないけど,実は学習効果の高い問題を新規で作成する。。。
というようなことまでできるようになるかもしれません。
そうなってくると,人間の出る幕はなくなるでしょうね(´;ω;`)


おそらく,それはまだ当分先,私が生きているうちは実現しないのではないか,という希望的観測を持っているので,今後もコツコツ作り続けます。
当サイトの教材がデータベースの一部となり,AIに選んでもらえるよう,より良い品質のものになることを目指しています!


AIは,まずは自動運転などの明らかに儲かりそうな分野から実用化されていくでしょう。
自動車自体の売り上げや,バスやタクシー,配送業など広い分野で需要がありそうです。
数学の問題作成というのは,AIの性能が上がってくると可能なことの1つとしてサラッと実現するのか,採算がとれるほどコストが掛からなくなったときにやっと実現するのか,見当もつきません。


「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」 by ジュール・ヴェルヌ
という名言がありますが,本当にそうなのかもしれません。
瞬間移動やタイプスリップなども,いずれ実現するのでしょうか。




話を数学の問題作成に戻します。
AIの性能が上がれば,人間が作るより優れた問題集を作る。。。
ということは,認めたくない部分もありますが,おそらくそうなるでしょう。


人間が問題を作るとき,限られた試行錯誤の回数の中で妥協しながら作っている部分が,正直あります。
これが,AIだと最適な問題かどうかをとことん追求できるようになるので,クオリティは上がるでしょう。
一人一人に合わせて,その人の理解度が最も上がるようなオーダーメイドの教科書・問題集も作成可能かもしれません。


人的ミスも劇的に減るでしょう。
自動運転が本格的に導入されるようになれば,交通事故は減るだろうと言われています。
恥ずかしい話ですが,当サイトでも誤植やケアレスミスが公開した後に見つかることがありますが,そういうことも減るでしょうね。


また,式変形の仕方や説明文も感覚で作っている部分がありますが,客観的に分析され,より多くの人が「分かりやすい」と感じるものにブラッシュアップされるでしょう。
大量のデータを集めて分析し改良する,ということはAIの得意分野です。
この部分は,残念ながら人間では太刀打ちできません。
人間の勘よりコンピュータによるデータ分析の方が精度が高くなるという事例は,将棋などを筆頭にいくらでもあります。


今回は問題作成にテーマを絞って書いてみました。
次の記事では,全般的な教育とAIについて書いています。
関連記事…教育とAI(人工知能) ~教育現場は,今後どうなるか?~




人間の役割




・分からない部分を共感しながら,理解できるように説明する
・おススメの問題集を紹介する
・勉強法についてアドバイスする
・勉強するためのやる気を出させる


などが,人間の役割として考えられます。
大教室から,少人数,あるいは家庭教師のような形態にシフトしていくかもしれません。


人と共感し,相談したり相談を受けたりし,認めたり認められたりして,コミュニケーションをとる。。。
このような部分はAIに代替されないでしょう。


AIによる自動化で,煩雑な作業に忙殺される時間が減ります。
その時間をどんなことに使うか?
教育現場では,きめ細かい指導に充てられるのではないでしょうか。
放っておいて遠くで見守る方が生徒にも先生にもよい場合があり,一筋縄ではいかない問題ですが。。。


当サイトでも,コメントをいただくことがあります。
数学の例題・練習問題やブログ記事の品質を上げることも大事ですが,人の話を聞き何かの形でお返しすることも大事なことだと考えます。
今後とも,よろしくお願いしますm(_ _)m




最後に




このようなテーマについて考えていると,最後には
「なぜ,数学を勉強するのか?」
「人間は今後,どんな生き方をするのか?」
という疑問にたどり着きます。


私にとって身近である数学の問題作成の今後について考えてみました。
みなさんの身近なものがAIによって,どのようになっていくか考えてみると本質が見えてくるかもしれません。


仕事をして,お金をもらって,そのお金でご飯を食べたり服を買ったりして生活している・・・


技術の進歩により,農業の自動化,販売の自動化(レジの無人化)なども実現することが考えられます。
生活するうえで必要なことをAIが担うようになると,その分仕事がなくなりお金がもらえなくなる人が出てくる。。。


どういったもの・ことに価値があり,どういった場面で人はお金を払ってそれを買うのか?
価値観が技術の進歩によってどんどん変わっていくでしょうね。


2020年の大学入試改革などのように大きな変化をするとき,新しくルールを決めたり,それを広めたりするため人手が必要になりますね。
そんな感じで,いつの時代も忙しく,人手不足になったりするんじゃないかな~,とも一方で思います。
一部の人だけが仕事を独占し残りの人は路頭に迷う・・・なんてことは,ちょっと想像できません。


・・・話のスケールが大きくなってきましたので,この辺りで締めたいと思います。
未確定要素が多いため,考えても考えても結論は出ない類の話題ではありますが,少しずつでも考えるべきテーマのような気がします。


それでは~


記事のタイトルとURL をコピーする!

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

うき

Author:うき
数学好きの会社員です。

サイトのプロフィールはこちら

ブログで「数学は楽しい」,「数学は役に立つ」といった記事を更新しています。
数学が「苦手・嫌い」な人が,
「好き」になることをお手伝い!

ホームページ
「【高校数学】例題&問題集」
にて,教科書レベルの教材を無料公開しています。
現在の網羅率:数学Ⅰ-100%
       数学A-100%
       数学Ⅱ-66%
       数学B-66%
       数学Ⅲ-0%

こちらの記事で,高校数学関連サイトを紹介しています。
関連記事・・・【一目瞭然】高校数学関連サイトを一挙に紹介!


当サイトはリンクフリーです。
また,引用元を明記していただければ,記事の部分的な引用も自由にしてください!

当サイトでも公開されている記事についてリンクを張らせていただいたり,引用元を明記して記事を部分的に引用させていただくことがあります。
ご連絡いただければ,リンクや引用は削除いたします。



follow us in feedly

Amazon.co.jpアソシエイト


書評はこちら

いつも中途半端になってしまう人向けです。 ガンバリが足りないのではなく,しなくてもいいことをしているのでは? 本当にやりたいことがみつかる1冊です。


関連記事はこちら

数学の問題の解法が教えたいのではなく,しっかりと本質を理解させたい人向けの1冊。