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結城浩著『数学ガールの秘密ノート ~式とグラフ~』から,数学を勉強する意味を考える。

こんにちは。こんばんは。


結城浩著『数学ガールの秘密ノート ~式とグラフ~』を紹介します。
これは,「とても親しみやすく読みやすい,高校数学への入門書」と言えます。
是非とも,高校の入学前に読んでいただきたい1冊です。
(中学生の必読書と言っても過言ではありません!)




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本書の紹介のかたわら,雰囲気をつかんでもらうため,章の最初と最後の言葉を引用します。
(章の内容を端的に表現しているため難しく感じるかもしれませんが,本文は対話形式の読みやすいものですのでご安心を。)




第1章 文字と恒等式




そして,君は問題解決者(プロブレム・ソルヴァ)になる。
→→→
優れた問題解決者は,優れた読み手でもある。


この章では,主人公の「僕」が公式を丁寧に丁寧に展開する場面が出てきます。
(主人公は,数式をいじるのが好きという,ちょっと変わった趣味の持ち主です(笑))
単に暗記するより,実際に変形を追うとしっかりと理解でき記憶として定着します。
見るとやるとでは大違い,一度お試しあれ!




第2章 連立方程式のアピール




問題解決者は別世界へ問題を移す。
→→→
そして,問題解決者は別世界から解答を持ち帰る。


個人的には,この章が本書の山場だと感じました。
ものすごくタメになることが凝縮された章です!


なぜ,答えを出せばOKではなく,きちんと形式通りに考え,解答を書かなくてはいけないのか?
それは,連立方程式を通して以下のような数学の本質を学習しているからです。



《数学を使って問題を解く》とは
(1)《現実の世界》から《数学の世界》に問題を移す。
(2)《数学の世界》で問題を解き,解答を得る。
(3)《数学の世界》から《現実の世界》に解答を移す。


結城浩著『数学ガールの秘密ノート ~式とグラフ~』

「なぜ数学を勉強するのか?」という疑問の答えになっていますね。




第3章 数式のシルエット




問題解決者は何を見るかを心得ている。
→→→
そして,問題解決者は何を見ないようにするかも心得ている。


関数の次数とグラフの形についての話です。
あと,この章で初めてミルカさんが登場します。




第4章 素直な反比例




問題解決者は変化を見逃さない。
→→→
すなわち,問題解決者は《変化なし》も見逃さない。


比例と反比例の話です。




第5章 交わる点・接する点




論理を持たない問題解決者はいない。
→→→
そして,論理しか持たない問題解決者もいない。


放物線とx軸の交点が,2次方程式の解になっているという話です。
サブタイトルの式とグラフの関係が,最終章でまとめられています。




最後に




本書では,個人的に次のことがタメになるな~と思いました。
・公式は単に暗記するのではなく,実際に手を動かして確かめてみる。
・数学を使って問題を解く


中学校・高校を卒業した人が読んでも面白いと感じるでしょうが,「もっと早く読めばよかったorz」と思うかもしれません^^;
なるべく多くの人に読んでもらいたい1冊です。周りに中学生がいましたら,絶対タメになるのでおススメくださいm(_ _)m


それでは~


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