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佐藤雅彦著『考えの整頓』を紹介します。

こんにちは。こんばんは。


佐藤雅彦著『考えの整頓』を紹介します。
著者はピタゴラスイッチなどを世に出した方で,先日,別の著書『新しい分かり方』を読んで以来ファンとなり,本書も読んだ次第です。
関連記事…ピタゴラスイッチの生みの親・佐藤雅彦著『新しい分かり方』を紹介します。


2冊を読んでみると結構同じテーマのものもあり,著者が大事だと思っていることがより分かります。
「分かる」とか「考え」などがテーマの2冊ですが,”ストーリー”として見せることでより強く訴えられるということを根底に感じる場面が多かったです。
単に事実を伝えるのではなく,実体験を交えたり,例え話を交えたり。
「より印象に残るように伝えるには?」ということに興味のある方に読んでほしい本です!



では,紹介していきます。


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構成




27篇の文章から構成されています。1篇は5~10ページ程度の分量で,10分ほどで読めるかと思います。
著者が面白いと思ったことを,丁寧に説明し,読者に分かるように伝えてくれています。


細かい気付きも逃さず,それを共感できるように伝える。
著者の周りでは面白いことが常に起こるとのことですが,それに気づけて,伝えられるからこその面白さという気がします。


各テーマの文章を読むだけでも面白いです。
が,「それをピックアップするんだ」とか,「それをそうやって伝えるんだ」という視点で読んでみても面白いです。
今のままでは到底無理ですが,目の付け所や伝え方などを今後の参考にしたいなと思う1冊です。


本書は,『暮しの手帖』という雑誌に載っていた連載の単行本化です。
このような視点を持って暮らすのも面白いですね!
面白アンテナを張って,探すクセを付けたいと思います^^




ものすごく共感した1節を引用




この引用部分は,私にとってものすごく大切なことを思い出させてくれました。
世の中のトレンドに流されて,自分も「とにかく分かりやすく」となってしまっていたところにガツンと殴られたような衝撃を受けました。
私自身考えることが好きなのに,それをつぶしてしまっていたかもしれないと思うと恥ずかしいばかりです。


考える楽しさを伝えたい!
原点はそこでした。
それを思い出させてくれた1節です。



人と人とのコミュニケーションにおいて,伝える内容は,簡単で分かりやすい方がいいかというと,あながちそうとも言えないのではないかと私は思っている。
もちろん,ひとりよがりの小難しいだけの文章ではコミュニケーションが取れないのは当然であるが,最近の何でも分かりやすく伝える,教えることをよしとする傾向は,人間に本来備わっている「推測する力」,「想像する力」,「創造する力」を考慮に入れない方向性で,それが却って教育や放送文化などを貧相なものにしているのではないかと案じている。


私たちが生きていく過程で必要なのは,すでに分かりやすい形に加工されている情報を摂取し,頭を太らすことでなく,情報をいう形になっていない情報を,どのくらい自分の力で噛み砕き,吸収していくかということなのである。
それは,うまく世の中を渡れる知識を手っ取り早く獲得することとは一線を画し,いかに自分が人間として,生き生きした時間を開拓するかということにつながっているのである。


佐藤雅彦著『考えの整頓』

「考える」ことについて,あらためて考えさせてくれた1冊でした。
気になった方はぜひご覧ください^^
それでは~


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